GLOSSARY

多重下請け構造

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多重下請け構造とは、発注した会社から受けた仕事が、元請けから下請け、孫請けへと何段階にも再委託されていく取引の構造です。

システム開発では、発注した会社から元請けの会社が仕事を受け、その一部を別の会社に再委託し、さらにその先へ委託する、という形がとられることがあります。大きな開発で多くの技術者を集めるために使われてきた形で、ピラミッドのような構造にたとえられます。

段階が重なるほど、各段階で管理の費用が差し引かれ、実際に作業する会社や技術者に届く報酬は小さくなりがちです。発注した側の意図が伝言のように伝わるため、要件の食い違いや、責任の所在の分かりにくさにもつながります。誰がどこで作業しているかが見えにくく、偽装請負や情報の管理の問題が起こる原因にもなります。

発注する側は、再委託の可否と条件を契約で決め、再委託先を事前に知らせてもらうなどして、体制を把握しておくことが大切です。資本金や従業員数と取引の内容によっては、中小受託取引適正化法(取適法。2026年1月に下請法から改められた法律)の対象となり、委託する側が守るべき決まりがあります。

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