最終更新日:
工数・人月とは、作業の量を人数と期間の掛け算で表す考え方で、1人が1か月かけて行う量を1人月とする単位です。
工数は作業にかかる量のことで、人時(1人が1時間)、人日、人月などの単位で表します。たとえば3人月の作業は、1人なら3か月、3人なら1か月という計算になります。システム開発の見積もりでは、工数に人月あたりの単価を掛けて金額を出す形がよく使われます。
発注者として確かめたいのは、工数の内訳と、その前提です。どの作業に何人月を見込んでいるか、どの程度の経験の人を想定しているか、発注者の確認の待ち時間をどう見込んでいるかを聞くと、見積もりを比べやすくなります。単価だけで比べると、工数の見込み方の違いを見落とします。
人数を増やしても、期間がそのまま縮むわけではありません。人が増えるほど打ち合わせや引き継ぎの手間が増えるためで、フレデリック・ブルックスの『人月の神話』でも論じられています。工数をもとに費用を決める形では、作業を早く終える工夫が評価されにくい面もあると指摘されています。
関連する用語
- 見積もり作業や成果物にかかる費用・期間・体制を、前提の条件とともに事前に示すことです。
- 人月単価技術者1人が1か月作業したときの費用の単価で、システム開発の見積もりの基礎として使われます。
- WBSプロジェクトの成果物と作業を段階的に細かく分けて一覧にしたもので、日程や見積もりのもとになる表です。
- タイム・アンド・マテリアル実際に作業した時間と、かかった材料や経費に応じて、費用を支払う契約の形です。