最終更新日:
ローカルLLMとは、クラウドのサービスを使わず、自社のサーバーやパソコンなど手元の環境で動かすLLMです。
ローカルLLMでは、重みを公開したオープンモデルを手元のコンピューターに置き、社内のネットワークの中で動かします。入力した文章が社外に出ないため、機密性の高い文書や個人情報を扱う業務で検討されます。インターネットにつながらない環境でも使えます。
業務では、社内規程や設計書を検索して答えるしくみ、契約書や議事録の要約、現場の端末での文書の分類などに使われます。範囲を絞った用途であれば、小さなモデル(SLM)でも足りる場合があります。社内の文書を参照させるRAGと組み合わせて使うこともあります。
動かすためのGPUなどの機材、モデルの更新、セキュリティの対策を、自社で担う必要があります。クラウドのサービスに比べて、使えるモデルの性能に制約が出ることもあるため、扱う情報の重さと、費用・性能のつり合いで判断します。
関連する用語
- オープンモデル(重みを公開したモデル)学習で得られた重み(パラメーター)が公開され、利用者が手元で動かしたり調整したりできるAIのモデルです。
- SLM(小規模言語モデル)LLMに比べてモデルの規模を小さく抑え、少ない計算資源で動かせるようにした言語モデルです。
- オンプレミスサーバーやソフトウェアを自社の施設などに置き、自社で管理・運用する形態です。
- LLM(大規模言語モデル)大量の文章を学び、次に来る言葉を予測することで文章を作るAIのモデルです。