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特権IDとは、システムの設定の変更や、すべてのデータの閲覧・削除など、通常の利用者よりも強い操作ができるアカウントです。
サーバーやデータベースの管理者、クラウドの管理画面の管理者、業務システムの全権の利用者などが特権IDにあたります。誤って使ったときや、外部から乗っ取られたときの影響が大きいため、ほかのアカウントよりも厳しく管理します。
管理の基本は、使える人を必要な人だけに絞る、複数の人で同じアカウントを共有せず個人に結びつける、使うときだけ申請と承認を経て貸し出す、多要素認証をかける、操作の記録を残して後から確かめる、の5つです。障害のときなどに使う緊急用のアカウントを設ける場合は、使った記録と事後の確認の手順を決めておきます。
システム監査やIT全般統制の評価では、特権IDの一覧と、使った記録の確認が行われているかがよく確かめられます。
関連する用語
- アクセス権の棚卸しシステムの利用者とその権限の一覧を定期的に見直し、不要なアカウントや業務に対して大きすぎる権限を取り除く作業です。
- 多要素認証(MFA)パスワードなどの知っている情報に、持っているものや体の特徴を組み合わせて本人を確かめる方法です。
- 監査証跡誰が、いつ、何をしたかを後から確かめられるように残した記録です。
- IT全般統制財務報告に関わるシステムが正しく動き続けるように、開発と変更の管理、アクセスの管理、運用の管理、委託先の管理などを整える仕組みです。
- 認証と認可利用者が誰かを確かめること(認証)と、その人に何を許すかを決めること(認可)です。