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不正アクセスとは、利用の権限がない人が、他人のIDやパスワードを使ったり弱点を突いたりして、システムに入り込むことです。
日本では「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」(不正アクセス禁止法)が、他人のIDとパスワードを無断で使ってログインすることや、脆弱性を突いて入り込むことなどを禁じています。他人のIDやパスワードを不正に手に入れること、保管すること、人に教えることも禁じられています。
入口としてよく見られるのは、使い回されたパスワードや推測しやすいパスワード、更新されていない機器やソフトウェアの脆弱性、設定の誤りです。不正アクセスは、情報の漏えいや改ざん、ランサムウェアの被害の入口にもなります。
多要素認証、権限を必要な分に絞ること、脆弱性の修正、ログの監視を組み合わせて防ぎます。不正アクセスに気づいたら、証拠となるログを残したうえで対応し、警察への相談や、個人情報が関わる場合は個人情報保護委員会への報告が要るかどうかを確かめます。
関連する法令・指針(参考情報)
- 法令
不正アクセス禁止法 第2条第4項(定義)
不正アクセス行為を定めています。アクセス制御のあるコンピューターに、ネットワークを通じて他人のIDやパスワードなどの識別符号を無断で入力して使える状態にする行為や、制限を免れる情報や指令を入力して使える状態にする行為などです。
- 法令
不正アクセス禁止法 第3条(不正アクセス行為の禁止)
何人も、不正アクセス行為をしてはならないと定めています。
- 法令
個人情報保護法 第26条(漏えい等の報告等)
個人データの漏えいなどで、個人の権利利益を害するおそれが大きいものとして規則で定める事態が生じたときは、個人情報保護委員会への報告と、本人への通知が求められます。委託を受けた事業者は、委託元への通知で足りる場合があります。
法令は2026年10月21日時点の内容です。要旨は当社がまとめたもので、条文・判決・指針の全文ではありません。個別の事案への当てはめは、弁護士・社会保険労務士などの専門家にご確認ください。表記の決まりは法令・指針の参考情報と凡例をご覧ください。
関連する用語
- 多要素認証(MFA)パスワードなどの知っている情報に、持っているものや体の特徴を組み合わせて本人を確かめる方法です。
- 脆弱性ソフトウェアや設定にある、攻撃に悪用されうるセキュリティ上の弱点です。
- ログシステムで起きた出来事を、日時とともに順に書き残した記録です。
- インシデント対応情報の漏えいや不正アクセス、システムの停止などの事故が起きたときに、被害を抑えて立て直すための対応です。