そもそもAIって何?今さら聞けない基本を3分で超わかりやすく解説
- ameliatechnology

- 8月18日
- 読了時間: 3分
「AIが仕事を奪う」「AIで社会が変わる」ニュースやインターネットで「AI(エーアイ)」という言葉を聞かない日はないくらい、私たちの生活に身近な存在になってきました。
でも、「AIって、具体的にどういうもの?」と聞かれると、意外と説明に困ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「AIって何?」という基本的な疑問を、専門用語をなるべく使わずに、3分でスッキリ理解できるように解説します。
AIを一言でいうと「人間のように考えるコンピューター」
AIとは、Artificial Intelligence の略で、日本語では「人工知能」と訳されます。ものすごくシンプルに言えば、「人間が頭の中で行っている『考える』という作業を、コンピューターが真似できるようにした技術」のことです。まるで人間のように、物事を学んだり、言葉を理解したり、未来を予測したりすることができます。
昔のコンピューターは、人間が命令したことしかできませんでした。「1+1は?」と聞けば「2」と答えますが、「この犬の写真はどれ?」と聞かれても、写真が何なのかを理解できなかったのです。
しかしAIは、たくさんの犬の写真を見せることで、「これが犬か!」と自分で学習し、見分けることができるようになります。この「自分で学習する」という点が、AIの最もすごいところです。
AIの心臓部?「機械学習」と「ディープラーニング」
AIの話をすると、よく「機械学習」や「ディープラーニング」という言葉が出てきます。少し難しく聞こえますが、関係性はとてもシンプルです。
AI(人工知能):一番大きな枠組み。「人間のように考えるコンピューター」という目標そのもの。
機械学習:AIを実現するための具体的な方法の一つ。大量のデータをコンピューターに学習させ、ルールやパターンを見つけ出させる手法。
ディープラーニング:機械学習のさらに発展版。人間の脳の神経回路の仕組みを真似て、より複雑で高度な学習を可能にした技術。
イメージとしては、AIという大きな箱の中に「機械学習」があり、さらにその中に「ディープラーニング」という、よりパワフルなエンジンが入っている感じです。
私たちが普段使っているものにも、この技術はたくさん使われています。
迷惑メールを自動で振り分ける機能(機械学習)
スマートフォンの顔認証システム(ディープラーニング)
YouTubeのおすすめ動画表示機能(機械学習)
これらはすべて、AIが過去のデータを学習して、「あなたにとって何が最適か」を判断してくれているのです。
最近よく聞く「生成AI」って何が違うの?
ChatGPTや画像生成AIの登場で、最近は「生成AI(ジェネレーティブAI)」という言葉をよく耳にします。
これまでのAIが、主に「認識・予測・分類」を得意としていたのに対し、生成AIは、その名の通り「新しいものをゼロから創り出す(生成する)」ことが得意です。
これまでのAI:「この画像は猫ですか?犬ですか?」→ 分類する
生成AI:「かわいい猫のイラストを描いて」→ 新しいイラストを創り出す
文章を書いたり、絵を描いたり、音楽を作ったりと、まるで人間のようなクリエイティブな作業ができるようになったのが、生成AIの画期的な点なのです。
まとめ:AIは私たちの「賢いアシスタント」
AIについて、なんとなくイメージが掴めたでしょうか?
【今日のポイント】
AIは「人間のように考えるコンピューター」のこと。
自分でデータから学習するのが最大の特徴。
最近話題の「生成AI」は、文章や絵をゼロから創り出すのが得意。
AIは、私たちの仕事を奪う怖い存在ではなく、面倒な作業を代行してくれたり、新しいアイデアをくれたりする、賢くて頼りになる「アシスタント」です。
まずはスマートフォンの音声アシスタントに話しかけてみたり、ChatGPTに今日の献立を相談してみたりと、気軽にAIに触れてみてください。その便利さと面白さに、きっと驚くはずです。




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